また口腔癌でも述べましたが同じような箇所を何度も損傷することは、
その部分の細胞のみ早く入れ替えてることになり、局所的な老化が
発ガンリスクを高めていると考えられています。火傷や深い擦過傷で
ケロイドが生じた部分やその周囲が発ガンし易いのも同様の理由が
考えられます。またC型ウイルスが肝硬変・肝臓がん、ヘリコバクター
ピロリ(ピロリ菌)が胃炎・胃潰瘍や胃癌などの胃疾患の90%に関与して
いる可能性、子宮頸がんでのヒトパピローナウイルスの長期感染など
による発ガンなどウイルスや特定の細菌などの発ガンリスクもあります。
もともとウイルスは自分だけでは長く生きられませんし、増殖・生存する
には他の動物の生きた細胞が不可欠で、細胞への寄生によって生きて
います。その寄生中に宿主の細胞に異常をきたすことがあるのです。
風邪や食あたりなどを、手元の咳止めや下痢止めで対処すると悪化・
長期化することがあるのは、粘膜表面の寄生された細胞ごと体外へ
排出しようとする、体の防衛機能を阻害しているからです。
特定のウイルスのキャリアは定期的に診察を受けましょう。
ピロリ菌は簡単な内服薬で除菌でき、ピロリが胃にいるかどうかの検査
は呼気(吐く息)検査でもできます。

