乳房に発生するガンが乳癌です。乳房は土台部分が脂肪組織でできて
いて、乳首・乳輪を中心に放射状に母乳を生産・輸送する乳管が発達
していて全体で乳房を形成しています。
多くの癌は乳管の内部に形成されます。きのこ状に発達することが多く
しこりに触れることで発見されることが多いです。そのため交際相手や
夫などの伴侶が最初に発見することも珍しくありません。
おもな乳癌の発生確率を上げるリスクファクターは妊娠・出産の経験が
ない、母乳保育でなかった、初潮(最初の生理)が早かった、閉経が高齢
だった、第一子の主産後などが上げられます。
最初は無症候性のしこりで、まれに乳頭分泌物の異変に気づくことが
あるようです。また乳腺炎を起こす場合もあり、赤く腫れたりします。
乳腺炎は癌性リンパ管症と同義で病期が進行したとみなします。
外科的に病巣を取り除くことが多く、メスで侵襲した後は発見できない
転移巣が活発化することが多いので、先に抗がん剤(化学療法)を半年
ほど実施し失活・縮小した癌の原発巣を切除する例も増えています。
手術適応症例で大きくとっても小さくとっても予後への影響は殆ど無く、
できるだけ少しの外科侵襲に留め、乳房再建術も向上しています。

